オプション バックナンバー 2001年1月分

2001/01/30(火

【ロングはコール、プットとも見送りが賢明】

 日経平均のT・S波動日足VOL、STC指数共々ニュートラルゾーンに収まっておりロングはコール、プット共見送りが賢明。IVの低下を待ち、STC指数の10ポイント割れから140コールの買い場探し。

 

2001/01/29(月

【調整不十分で引続き理想の底入れ形成パターン待ち】

 日経平均は先週末13626円まで押しを入れ、本日ザラ場で13908円まで戻したが調整が十分ではなく、引続き押し目待ち。1/10の13201.07円に対する二番底としては、13423円前後の押し目が理想的であり、その後14186円を抜くことにより三尊型の底入れパターン確認となります。

 

2001/01/25(火

【ロングコールは13500円への突っ込み待ち】

 ATMのIVは20%台のセルボラで推移していることから、レバレッジ(梃子の原理)に注意する必要があり、現時点ではショートポジションは不利。13500円近辺への突っ込みを待ちロングコールを対象に。

 

2001/01/23(火

【相場の膠着状態では無理せずロング狙いは様子見で】

 相場の膠着状態では無理しないこと。ロングは13500円近辺までの下落を待つか、一層のボラティリティの低下を待つのが基本。それまでは様子見とします。

 

2001/01/22(月

【ブルコールスプレッドが基本だがIV低く見送りが賢明】

 「ダブルボトム形成から更なる相場の上昇を予測。しかし既に値上がりしていることでもあり押し目を待ちたい。」のパターンでは、低い行使価格のコールを買い、高い行使価格のコールを同枚数売る、ブルコールスプレッドが基本であるが、今回は損益分岐点が高いことと、140コールのIV(インプライドボラティ)が低い(割高ではない)を考慮し、見送りが賢明。

 

2001/01/16(火

【上下のレンジ内で揉合う局面でのストラテジーで対応】

 自民党は特別委員会を設置し、株価対策に本格的に取り組む姿勢を示したことから、当面下値は限定的。しかし、景気低迷という本質的な問題を抱えている限り、株価上昇の効果も疑問。揉合い局面を予想の時は、1)ショートストラングル、2)ショートストラドルのストラテジーが基本形。

 

2001/01/15(月

【今週のロングプットは13900円台乗せを待って】

 「金庫株」含め株価活性化策検討が伝えられ、持合解消に伴う売り圧力が弱まるとの期待から、買い戻しが増加した。需給改善に加え、円安進行で為替差益拡大から国際優良株中心に人気化し、大きな下振れは後退。ただ上値も限定的とならざるを得ず、引き続き14000円台の壁は厚いと判断。

 今週は13900円ならSTC指数が90ポイントラインに乗せることから、ロングプットは13900円台乗せがあれば、ということに致しましょう。

 

2001/01/11(木

【来週後半からの一旦のリバウンドを想定、来週はコール買いに照準】

 12/25号では「14000円目途に135―130プットに打診買い。」12/28号では「135の期近のロングプットが狙い目。65―70円の指し値買い」と、年末といった特殊月にも拘らず、大胆にもプットの買いをお奨め致しましたが、135プットは本日高値400円まで入り、資金5倍増はビッグなお年玉となりました(1/10のテレフォンにて135プットを350円以上なら文句なしの利食いを指示済み)。

 さて、今後の戦略ですが、98年10月の安値12787円を先行きでは下回る可能性が強いが、来週後半から一旦リバウンド相場を迎える筈ですので、来週はコールの買いに照準を当てることにします。

 T・S波動からは16日が変化日。STC指数もTOPIXのKラインが20ポイントまで水準を切り下げ、来週前半にはDライン共々10ポイント割れの売られ過ぎゾーンに届く見込みであり、このパターン出現ではコール買いと打って出ましょう。

 尚、1月9日に仕込んだ2月限130プット140円買いは、本日320円の高値があって引けは290円、早くもプレミアム価格倍増であり、半分は手堅く利を入れておきましょう。

 

2001/01/09(火

【135Pが急伸、プレミアム価格倍増で半分手仕舞いが基本、残りSQ清算も】

 ATM(アットザマネーオプション)は135プットが急伸。高値170円が入り、先週週末5日の安値40円からは何と4倍強。年末日経平均が14000円にわずかに及ばなかったが、買い指示の65〜70円で135プットをゲットした方はオプションプレミアム倍増で半分利を入れ、元本確保に務めるべし。
 SQを目前に控え全て手仕舞いたいところだが、年初来安値更新は織り込み済みで13000円前後までの下げも想定できることから、残りSQ清算も。

 

2001/01/05(金

【14000円を前に足踏み、整理が長引くことを念頭に置いておこう】

 転換足上の極めて重要な節(節割れはリスクへッジの急所となる)14392円を割り込み、12/21には13182円までの下振れを余儀なくされたが、ここ年末相場は14000円出没の動きであるが、落ち着きを取り戻している。とう尾の一振とはいかぬが、せめて明日大納会位は14000円台に乗せて締め括って貰いたいものだが如何なものだろう。

 今週は、週明け25日に日経平均は504円高と、今年3番目の上げ幅を記録したが、チャート的見地からは歓迎されざるすこぶるまずい上げであり、整理が長引いてしまうことを念頭に置いて新春相場を迎える必要がありましょう。

 明日大納会の14000円台乗せはドレッシング期待であり、残念ながら新年早々の調整を引き起こしてしまう恐れがある。14000円台乗せでは135の期近のロングプットが狙い目。理論価格65―70円での指し値買いを本線に、打診買いをお奨めしておこう。

 


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