オプション バックナンバー | 1999年10月分 |
1999/10/28(木) | |||
下げれば押し目買いが入り、戻せば保合い解消売りや利益確定の売りが出て頭が抑えられ、保合い圏での動きを強いられてしまい、先週22日号で予測した通りの展開となっている。1週間程度相場は持つとしたためたのは日柄が不足していたためで、従って積極的な売りは控える様に申し上げておいたのです。NY株式の動向を気に懸ける相場が継続しておりますので、NYダウの変化日である29日まではなるべく手を出したくありません。NYダウが29日の変化日にSTC指数が90ポイントの警戒ゾーンに達すれば、厚めにプットを拾う方針と致しましょう。 | |||
1999/10/26(火) | |||
週末28、9日に投信の大量設定を控えてはいるが、重要経済指標の発表も控えており上値追いには慎重とならざるを得ない。27日には9月の鉱工業生産、28日には米の7―9月期のGDPと雇用コスト指数の発表があることから、基本的には様子見気分に支配されてしまっている。 オプションのロング取引の留意点の第一点はタイムディケイ=時間の経過によるプレミアムの目減りであることから、引き付けるだけ引き付けてから行動を起こすのがベター。従って、29日の変化日までロングプットはお待ち頂きたいと考える次第なのです。 |
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1999/10/25(月) | |||
週末28、9日に投信の大量設定を控えていることから下値は限定的。しかし上値も限定的とならざるを得ない状況。NYダウは1万598ドル〜1万718ドルが売りターゲットゾーンであり、29日にこのゾーンに収まっていればSTC指数は90ポイント台乗せの警戒ゾーン入りに。日経平均は転換足は1万8156円を抜けば再陽転を提示するが、その前の1万7820円に一寸した節を従えており、今週は1万7800円台乗せが精一杯ではと考えている。日柄と値幅との両方を考慮すれば、次のロングプットの狙い目は週末の28、9日ということになる。それまでノンビリ致しましょう。 | |||
1999/10/21(木) | |||
19日はプットのプレミアム価格が3―4倍になっており、従って「半分程度を利食いとし、後は負担の掛からない資金で楽しんだら如何か」としたためておきましたので、165Pは180円〜210円での利食いとなった筈です。55円の仕込みは3倍以上での売却であり、これで元本以上の資金が回収できた訳ですから後はのんびり取組めばいいのです。 19日に日経平均とTOPIXのSTC指数のKラインが10ポイント割れの売られ過ぎゾーン達しましたが、Dラインはまだ。又、T・S波動日足VOLの水準が39〜48ポイントと底入れのシグナルは出ておりませんので、基本的には戻り売りの相場であり、これからのリバウンド局面はロングプットを含めショートを考えるところです。 |
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1999/10/19(火) | |||
NYダウは96.57ドル高の1万116.28ドルと反発してしまい本日のプットの利食いは思い通りとはならなかった。それでもプレミアム価格は3―4倍となっており、半分程度を利食いとし後は負担の掛からない資金で楽しんだら如何か。 相場の鍵を握るのは今晩発表される9月の米消費者物価指数。インフレ懸念が高まる様な内容なら金利が更に上昇し、為替相場は一段のドル安=円高が進行し、連れてNY株安が東京株式の足を引っ張ってしまうといった展開が予測されており、日経平均は1万7000円台割れの懸念が…。 165Pの1万7000円の理論価格は245円であり、うまくいくとプレミアム価格5倍以上(55円に対し)が可能となります。 |
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1999/10/18(月) | |||
毎週月曜日はオプション太郎君とテクアナの先生の会話をお楽しみ下さい。 テクアナ 「先週の相場においては1万8000円台の動きは格好の戻り売り局面、13日の変化日に要注意といった旨のお話をしておきましたが、変化日13日のプットの買いは大正解となりました。」 太郎君 「13日は170Pの寄り付きが110円安値が100円、これが今日は385円の高値が入った。165Pは13日の寄り付きの55円、安値が50円、今日は230円の高値があり共にプレミアム価格は優に3倍以上に跳ね上げております。」 テクアナ 「肝心の利食いどころだが、19日に米国の9月の消費者物価指数が発表されるので、一日前の今晩のNY株式がもう一段安を演じれば、明日プットの利食いを考慮することにします。そうでなければ利食いを半分に留め、190Cを利食い分で仕込みする方針とします。いずれにしても今晩のNY株式の動向次第です。」 |
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1999/10/14(木) | |||
大手銀行(さくらと住友)の統合報道は「金融再編が日本経済回復への大きな刺激になる」と好意的に受け止められている。又、日銀金融政策決定会合では短期国債の買い切りオペの導入を決定するなどゼロ金利政策の効果浸透が図られたことも好感され証券会社自己部門などの買いが先行した。 本日はNY株安を受けて突っ込みでプットを利食いコールに買いを入れる予定でしたが残念ながら突っ込み不足でポジション替えは出来ず。しかし、慌てることはありません。8月23日の1万8233円を抜かない限りは保合い放れとなりませんので冷静に対処することに致しましょう。 |
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1999/10/12(火) | |||
日経平均は前場42円高とプラスも225先物は1万8100円は40円安と反落。7日連騰で過熱感が台頭しており追随しにくいとの声が多いが産業界などでの相次ぐ合従連衡について「中間決算発表の本格化を睨み好材料視できる。」との見方もあり前引けにかけてはショートカバーが入った。 一方、米FOMCでの追加利上げを占う意味で注目を集めた9月米雇用統計は就業者数が前月比8000人減と利上げの決め手となる内容で無かったことも下押し懸念を和らげる要因となった。今週は前半高なら日本株式は明日13日、NY株式は明後日14日の変化日に要注目と言っておこう。狙いは170Pとします。 |
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1999/10/7(木) | |||
225先物に続いて日経平均、TOPIXも転換足が陽転を提示するのかどうかがポイント。ちなみに日経平均は1万8084円、TOPIXが1524ポイント以上の引けで陽転となるので参考まで。但し、STC指数がKライン、Dライン共々80ポイント台まで駆け上がっており、90ポイント台乗せの警戒ゾーン入りが間近かなことと明日(8日)、T・S波動日足VOLのエネルギーラインが80ポイント台の警戒ゾーン入りを果たしそうなことから来週前半はプットの厚めの仕込みを考えたいと思います。 | |||
1999/10/5(火) | |||
日銀短観は良好な結果と受け止められたが輸出企業の為替見通しの甘さと設備投資の低調さが気掛り。多くの輸出企業は上期に収支均衡、下期に収益増加を想定しているが現在の円高水準が継続すれば見通しを下方修正せざるを得ない。企業業績の本格回復はまだ先で当分はマネーフローに支援された金融相場が続く事が予想されているが資金の流れに支障をきたすリスク要因には警戒が必要である(例えば2000年問題がリスク要因視され外国人投資家の資金引き揚げ等)。中期的には1万6000円前後までの下振れを頭に入れておきたい。ここでは11月限プットをリスクへッジを兼ね多少なりとも拾っておくことをお奨めしておきます。 | |||
1999/10/4(月) | |||
毎週月曜日はオプション太郎君とテクアナの先生の会話をお楽しみ下さい。 テクアナ 「日経平均は9月27日の1万6821円からザッと1000円の反発。コールの仕込みも考えたがSTC指数はKラインが9.9ポイントDラインが19.8ポイントが最安値でありコール買いのハマリが見出せなかった。それでもKラインの10ポイント割れをある程度評価すべきだったのかも知れない。」 太郎君 「打診買いを入れハマリのモードで買い増しと二段構えで考えて如何でしょうか。」 テクアナ 「オプションはなかなかハマリとはなってくれない。Kラインの10ポイント割れと90ポイント台乗せで打診的に買いを入れるべきか。この意味では本日、日経平均が1万7812円以上ならSTC指数のKラインは90ポイント台に乗せてくるので175のプットを2枚程度拾っておきましょうか。70円程度での仕込みを考えてみて下さい。」 |
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