オプション バックナンバー | 1999年12月分 |
1999/12/28(火) | |||
ソニーの1:2の分割発表はサプライズのビックニュース。前場早くも2万6300円のS高をつけた。ソニー効果がハイテクの値嵩株にも波及し、日経平均を押し上げる結果となった。 1万9000円の壁はまだ厚いと考えるが、へッジとして権利行使価格1万9000円のコール200円で1枚、1万8000円のプット100円で2枚、各々ショートを掛ける事に致しましょう。資金的にきつい方はOTM(アウトオブザマネーオプション)のコールを買っておきましょう。190コールならば200円であり、1枚買いなら20万円の少額資金でへッジを掛ける事ができる。 |
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1999/12/27(月) | |||
年内最終売買日とあって手控えムードに支配されてしまっている。225先物は上下の高低差がわずか80円(高値1万8660円、安値1万8580円)に留まってはオプションはコール、プット共々タイムディケイによる目減りでマイナス圏で推移している。先週後半相場が持ち直したお陰で本日T・S波動の変化日でもまだコールの仕込みは控えたいと思う。 Y2K問題で買い手控えられている事でもあり、週末にかけ見切り発車的な買いも考えられるが、週前半は冷静に押し目を狙う方針で臨みましょう。日経平均の直近の下値支持線は1万8240円(終値ベース)であり、週前半は1万8200円台の押し目があればロングコールを検討することに致しましょう。ショート戦略はまずまず。 皆様には185のショートストラドル、185ショートコール、180ショートプットのショートストラングルをお奨めしておきましたが、本日前場段階でのパフォーマンスはトータル415円のプラス。期間は2週間であり、年率換算で+90%のパフォーマンスということになります。 |
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1999/12/21(火) | |||
NASDAQが高値更新も、NYダウは113ドル安と方向感が定まらない。 東京市場も日経平均500種が年初来高値を更新(12/20)しても、日経平均は1万8000円台割れのピンチにさらされる等指数のアンバランスが目立つ。 兼ねがね1万7800円〜900円は一寸した下値支持線であると指摘して来たが、値幅的にはいい水準まで下げたということになり、後は日柄。T・S波動上の変化日27日前後から変化があるのかどうかに焦点を当てておこう。変化日イコールT・S波動が売られ過ぎゾーン入りならロングコールも狙える。但し、この場合でも年末を考慮し方針としては期先の2月限を対象としましょう。 |
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1999/12/20(月) | |||
12月年末相場は、ロングオプションは通常の月と比べて大きな不利を被るといった観点から、185C540円、185P435円のショートストラドル(12/7)、185C250円、180P330円のショートストラドル(12/13)と2度に渡りショート戦略をお届けしておきましたが、年末にかけてはタイムディケイによるプレミアムの目減りが著しくなるので、現在のショートのストラテジーは引っ張るだけ引っ張ることにして下さい。 | |||
1999/12/16(木) | |||
現在の相場においての買い主体は投信と国内年金。一方、今年の相場の大きな牽引役を担った外国人投資家(特に米系)は、コンピュータ2000年問題と12月決算を控えていることから利益確定に動いており、需給関係は短期的には悪化している。しかし、外資系証券は、年明け再び日本株式の投資意欲を高める事を明確にしており、オプションは基本的には押し目ロングコールという事になります。 某有力外資系証券のトップディーラーの方に久し振りに連絡を入れてみましたら「ロングプットは考えるな。如何に下げようともロングコール」との返事でした。何か材料を握っている様であり、「年明けの1月相場では日経平均は新値を取るのではないか。」とも言っておりました。問題は1月14日のSQの相場の水準。1月物期近のコールはSQ後相場が上げても意味なし。ここんところが悩みの種。 そこでロングに関しては、年内の仕込みは期先の2月限から入る事と致しましょう。SQ直前のハマリのモードが見出せた時に、今度は期近物を買い対象にする。この方針でどうだろう。皆様も各自工夫をしてみたら如何か。 |
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1999/12/14(火) | |||
9/27の安値1万6652円から11/24の高値1万9036円まで、上げ幅の半値押しの水準である1万7844円が、下値目途として言われ出してきた。26週移動平均線が1万7862円(13日現在)、又、一目均衡表の週足の基準線が、現在1万7844円に横たわっている事から、1万7800円台は強力な下値支持線として働くことになると思われる。 注目の外国人投資家は、12月決算とクリスマス休暇を控え利益確定売りを出し、通信株や大手銀行株が調整を余儀なくされているが、年末まで新規投信7本の設定が予定されていることで、下げ局面では着実に買いが入る事になろう。肝心の外国人投資家も1月高に備え、12月末相場での安値局面では買いを入れる方針を明らかにしており、大きな下振れは回避されると踏んでおいてよかろう。 日柄整理も若干必要な為、オプションのロングにはまだ手を出せないが来るべき時期がやって参りましたならばロングコールの検討に入りましょう。T・S波動日足VOLの変化日は16日と27日となります。参考まで。 |
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1999/12/13(月) | |||
注目の日銀短観は大企業・製造業のDI(業況判断指数)は前回のマイナス22からマイナス17と5ポイントの改善となり、市場の予想の下限に留まったことから製造業は大型株中心に見送られている。又、情報通信関連株の中心銘柄NTT3社が、クリスマス休暇を前に外国人投資家の利食い売りが先行し、マイナスのスタートを切ってしまっている。小型成長株のトランスコスモス、アサツーDKが値幅狙いの格好の対象となっているが、全体相場への波及効果は薄い。 今週は、日経平均のレンジとしては1万8300円を挟んで上下300円の動きと考えているが、一時的に1万8000円台割れの下振れを考慮しておこう。前回、12月6日の185コール、プットのショートストラドルは相場の水準が400円強切り下がって来ているので、本日はもうワンユニットの追加を検討と行きましょう。モデルケースは185C、180Pのショートストラングル。前場のプレミアム価格は各々250円、330円。今回のストラテジーの損益分岐点は1万9080円が上限、1万7420円が下限の損益分岐点となります。 |
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1999/12/09(木) | |||
前引けの日経平均は229円安の1万8171円。1万8327円を下回った事で転換足は陰転を提示してしまい、下値模索を余儀なくされてしまいましょう。 11月16日の大引け1万8155円と、11月17日のザラバ安値1万8071円が目先の下値として意識されてきましたが、日柄と値幅整理が不十分な事から、もう一段の下値を考えておく必要があるのではないか。 12月8日夕刻のテレフォン(0990―521―961)では1万7900円前後の押し目を考えておきたいと申し上げておきましたが、この水準は26週移動平均線の水準。一目均衡表の週足の基準線もほぼ同水準であり、押し目買いの水準として強く意識される事になりましょう。その下となると心理的な抵抗線としての1万7500円が考えられるが、取り敢えずは1万7900円前後に焦点を当てておきましょう。 基本的に押し目買いのパターンであり、突っ込み局面ではショートプットだけでなくロングコールも対象と致しましょう。但し、12月特殊月を考慮し枚数は抑えましょう。 |
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1999/12/07(火) | |||
12月年末相場でのロングオプションは、通常の月と比べ大きな不利を被るので、極力控える方針とさせて頂きます。特に12月下旬は正月休みが意識され、タイムディケイによる目減りが一層激しくなってしまう事に留意が必要です。大きなハマリのパターンが見出せたなら別ですが、そうでなければ見送りが基本。 本日は相場の変動に余り左右される事なく、タイムディケイによるプレミアムを享受するショート戦略を立ててみたいと思います。ショートオプションの基本は、時間がある場合はアットザマネーオプションを狙うという事ですので、モデルケースとして期先物1月限の権利行使価格1万8500円のコール、プットを同じ枚数売る、ショートストラドルのストラテジーを取り上げておきましょう。 相場の変動の影響を最小限度に押さえる為のリスク管理としては、デルタを限りなくゼロに近付ける事ですので、この意味合いからも185のショートストラドルが現時点での最適なストラテジーということになりましょう。 損益分岐点は下限が1万7530円、上限が1万9470円、ロスカットは下限、上限の損益分岐点に接近した時、速やかに行いましょう。 |
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1999/12/06(月) | |||
体調を崩し、1週間以上もお休みとさせて頂きました。何とかペンが持てる様になりましたがそれでも長い時間は無理。でも頑張りましょう。 さて、11/25号以来のオプションですが、前回の当欄では日経平均は1万8300円台への押し目を入れる可能性があるとしたため、下値目途としましては1万8350円に焦点をあてておきましたので、180Pは何とか損を出さずに手仕舞えたかと思います。 相場が予想通り下落してもタイムディケイによる目減りの方が著しく、思いがけない苦戦を強いられましたが、次に勝負できる資金を如何に残すかが大事であり、ご勘弁願いたいと思います。明日はショートに焦点を置き戦略を練ることに致しましょう。 |
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