サトー(東6287) 2002/03/05更新
2002/03/04(月) 

サトー(東6287)
 ☆☆☆


 バーコード関連の成長企業 時価 2845円  時価総額 787億円

 事業コンセプトとしてDCS(データコレクションシステム)&Labelingを掲げ、バーコードによる自動認識技術を通して「正確、省力、省資源」をモットーに営業を行ってきた。不景気とは言え、各企業とも物流には注力しており、同社の業績も安定した伸びが続いている。

 今期はこれに加えて英国の子会社買収に伴うのれん代の償却が前期で終わり、今期からはその負担が解消したことが業績に貢献。営業利益、経常利益ともに大幅な伸びが見込まれている。
 また景気の波に余り左右されない医療分野での安全確保のためのニーズが高まっており、売上は好調に伸びている。例えば医療資材にバーコードを貼り病院の中での管理に使うとか、リストバンド(患者さんの詳細情報がバーコード印字された手首に装着するバンド)によって患者さんを管理するなどの応用例が広がってきた。
 雪印問題で揺れる食肉業界など食品分野で、同社の追跡システムが導入される可能性が高く、狂牛病関連でも今後の活躍が期待される。

 事業環境が良いことから長期的な株価トレンドも上向いたままとなっている。年後半に向け次の展開を期待して買いタイミングを図ることにしたい。

株価コメント:
 短期的な下振れを経ての出直り局面。2月14日の高値2920円抜けからが本番。当面は2750円前後が仕込み場。中期では2000年の高値3818円抜けが目標に。但し、固すぎる銘柄なのが難点ではある。(炎)

 

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