日立製作所(東6501) 2002/02/19更新

2002/02/19(火)

日立製作所(東6501) 

 【成果主義が徹底できないのならリストラをするな】

 またも追加で希望退職制度。一定年齢以上ならボーナスを含めた年収で2年分の年収を退職金に上乗せする。希望者は拒まない。何人になるのかもわからない。大体4000人程度が今回は応募するのかなあと人事部。投資家を馬鹿にしているのか?

 多くの優秀な技術者が転職するだろう。ライバル企業へと。サムソンやTSMCはまた強くなる。
 サムソンを強くするために、インテルを強くするために、日立自身を弱くするために、日立は、つまり、株主は、従業員に割増で多額の退職金を払う。ふざけている。

 評価の一番低いものから強制的に解雇する。それが痛みを伴うリストラではないのか。
 どうして評価が一番低いのか、その理由がはっきりしている従業員には、しっかりと会社がフォローして、合格できるまで鍛え上げろといいたい。会社が死ぬ覚悟でフォローしてもやる気のない者がいるとすれば、それは、本人のせいだろう。強制解雇で割増退職金もゼロでいい。

 たとえば、ギターがやたら上手い者は、いつ、どこで練習しているのか?仕事をサボったものと全力で仕事に取り組んでいるものとを区別もできないようなら、リストラはするな。
 仕事ができるやつが抜けて組織は猛烈に弱体化する。

 仕事ができるやつにやめてもらいたくないなら、1億円以上払ってでもリーダーとしてとどめるべき。
 辞めてほしくないものを引き止めるものは、人情だけ。それでは実力のあるものの家族はどうなる?
 それこそ搾取ではないのか。

もう日立は一生勝てない。そう投資家は考えるだろう。

 そもそも評価をAからFと仕事のできる順につけて、給料もランクにあわせるべき。仕事の内容自体に値段をつけて、誰がやっても同じ仕事(たとえば経理なら経理)なら同じ値段を払うべきだ。できないものから首にするのは企業が存続する最低の条件だ。その存続条件が守れないなら、解散を勧告したい。

 企業が存続するための最低条件をクリアしていないのに、どうしてリストラなんかをするのか。年金債務はどうするのか。割増退職金は誰が払っているのか。みんな株主の負担ではないか。
おまけに足元は計画を大幅に下回っている。もう業績予想の計画は発表しなくていい。

出来る人間はさっさと転職して世界を目指すべき。1年で2000万円給料が違えば、10年で2億円も違ってくる。
台湾メーカーなら年収3000万円はざらである。コスト競争力があるから、リストラはない。あっても、実力があればF評価になることはない。
実力は死ぬ気でつけるものだろう。毎日が勝負だ、絶対に勝ちたいと思っているやつが外資系にいく。

ところが外資系にはくだらない会議がない。自分のためだけの時間は倍近くに増える。
退職金は年収の30%程度を毎年積み立てるから3年働けば年収程度は退職金がたまる。世界から一番優秀な人材が集まってくる中で、クリエイティブな仕事が存分にできる。

移動はファーストクラスが当たり前、夏休みだって何ヶ月取ろうが構わない。
勝ちつづける限りは。

そういう相手と今戦っているということを認識すべき。(大原)

 

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