今日のイチオシ銘柄 2003/03/09更新
1999/10/20以降、イチオシ度を☆印で表示しています。参考にどうぞ。
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☆☆☆☆ かなりイケてる
☆☆☆☆☆ こりゃすごいネタだ!
今日のイチオシ
2003/02/28(金) 

菱食(東7451) ☆☆☆☆

 駄洒落商会会長です。

 久しぶりに菱食を取り上げます。02年12月期業績が公表されましたので、報告を兼ねまして。

 株価は、昨年秋以降、大きく下落いたしました。02年は、株式相場全体が冴えないなか、同社の株式は頑強な動きが続いていました。株価の下落はその反動によるものであり、同社のファンダメンタルズに変化が生じたものではないと考えています。中間流通業界では、「オピニオンリーダー」とも目されるカリスマ的経営者である廣田正社長(現会長)の会長昇格が失望された、との見方もあるようですが、廣田会長は健在であり、CEO的立場で経営全般を総覧するものと考えています。

 さて、発表されました02年12月期決算は、想定よりもポジティブな内容でした。連結業績は、売上高で1兆566億円、前期比24.9%増、営業利益で86億円、同2.1%増、経常利益で99億円、同3.9%増となりました。単体ベースでは17期連続増収増益を達成しています。

 「想定よりポジティブ」と述べましたのは、同社の酒類部門の収益化が順調に進んでいることが確認できたことによります。中間流通業者が今後、生き残りをはかるうえで重要なポイントのひとつに取扱い商品の「フルライン化」が挙げられます。川下のスーパーなど小売業者を顧客化するのは必須のことといえましょう。伊藤忠食品など同業大手が従来から酒類に強みを有していたのに対し、同社は加工食品ではトップであったものの、酒類では他社の後塵を拝してきました。このため、中泉、祭原など酒類卸各社をM&Aにより子会社化し、酒類では業界ベスト3に入っています。また、冷凍チルド類でも本年10月にはニチレイの子会社であるユキワを連結子会社化することにより、業界トップの座を固めることになります。

 課題は、酒類事業のいかに利益率を改善するかでした。売上規模は拡大するものの、現在は子会社の従来の体質を受け継ぎ、未だ赤字であるからです。廣田会長は3年で収支トントンに持っていく、と言明していましたが、計画通り進捗しているもようです。

 同社の課題である「酒類事業」の収益性が順調に改善していることで、今後も順調な収益の拡大は続くものと判断しています。(駄洒落)